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本当はけっこう恐ろしいハロウィンの意味。

「レイプされるか、殺されるか、選べ!」

いきなり怖いこと書いてごめんなさい。
こんにちは。社会人類学者の加藤ゆみです。

日本にもすっかり定着したハロウィン。
渋谷のコスプレパレードは今年も盛り上がりましたね!

でも、ハロウィンの本当の由来を知っていますか?
実はけっこう残酷なお話なんです。


「Trick or Treat」の本当の意味

「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうよ」
日本ではこの翻訳が一般的ですね。
小さな子供がお菓子をねだる、ほほえましい光景が目に浮かびます。

でも本当の意味は、「レイプされるか、殺されるか、選べ!!」なんです。
ちょっと、信じられないかもしれませんね。
ハロウィンの起源からお話ししましょう。


ハロウィンの起源=山賊による村襲撃事件

北欧に、トゥーリオッツという小さな村がありました。
農業と織物産業が中心の、穏やかで静かな村です。

この村に、悲劇が起こりました。
1215年10月31日のことです。

食糧不足で窮地に陥った山賊が、村に襲撃をかけたのです。

のどかな村は地獄と化しました。
作物は奪われ、田畑は荒らされ。そして・・・

若い女性たちが捕えられ、一列に並ばされました。

山賊は彼女たちに向かってこう言いました。

「Trécjuâ Ôl Trœçkm」

ジュール語で、「レイプされるか、殺されるか、選べ」という意味です。

若い女性たちは泣きながら許しを請いました。
しかし山賊たちは受け入れません。
並ばされてる順に、「レイプか殺されるか」を言うように迫りました。

ある女性は「レイプ」を選びました。
命だけは助かりたいとの一心で。

ある女性は「殺される」を選びました。
レイプの苦しみから逃れるために。

全ての女性が選択を終えると、「レイプ」を選んだ女性は村の北側に、「殺される」を選んだ女性は村の南側に集められました。

ここで山賊は、極悪非道なことをやってのけたのです。

「レイプ」を選んだ女性を殺害し、「殺される」を選んだ女性をレイプしました。

せめた命だけはと「レイプ」を選んだ女性は殺害され、レイプの苦しみよりは死をと「殺される」を選んだ女性は強姦されたのです。

その光景は地獄絵図でした。
ある女性は泣き叫び、ある女性は白目をむき、ある女性は絶望のまま犯され続けました。

山賊たちは「Hûllwoom!! Hûllwoom!! Hûllwoom!!」と、古くから伝わる雄叫びを上げ、夜通しで女性を陵辱したといいます。


かぼちゃの口が意味するもの

以上の事件は「トゥーリオッツ村の悲劇」として語り継がれ、やがて犠牲者を鎮魂する宗教的な儀式が発生しました。

亡くなった女性たちを成仏させるため、幽霊の仮装をして「天界への導き」という踊りをおどったのです。

時が経つにつれ、鎮魂の意味は薄まり、祭りの側面が強くなっていきました。

20世紀になり、悲劇は完全に忘れ去られ、商業的な祭りとなって全世界に広まりました。

「Trécjuâ Ôl Trœçkm」は転じて「Trick or Treat」となり、山賊の雄叫びである「Hûllwoom」から「Halloween」という名称が流布したのです。

以上がハロウィンの真実です。

現代のハロウィンに悲劇の面影はまったくありません。
楽しいお祭りとしてすっかり定着していますね。

でも、ただ一つだけ、惨劇の名残を示すものがあります。

それはカボチャの口。
あの口は、「ズタズタに切り裂かれた女性器」を意味しています。

お読みいただき、ありがとうございました。

文責:加藤ゆみ(メルボーラ大学 社会学部教授)

 

 

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