来年への思いを書いてみた。

今朝、ロサンゼルスに留学した友人から電子メールが届いた。
他愛の無い近況報告だったが、パソコンに映る文字から、友人の様子が目に浮かぶようだった。

 

電子メールは世間に広まりつつある。
もう珍しいツールではない。それでもスゴイと思うのだ。
距離を超えて、時間を超えて、一瞬でメッセージが届く。

 

パソコン一台で世界は変わる。

 

そしてインターネット。
歴史を変える驚異のテクノロジーが、いつの間にか生活に入りこんできた。

 

ぼくたちはまだ、この巨大空間の泳ぎ方を知らないのかもしれない。
あまりにも可能性が大きすぎて。

 

ベン・フォールズ・ファイヴの情報が欲しいとする。

検索エンジンですぐに情報にたどりつく。図書館のように文章だけではない。
音楽も同時に再生できる。MP3という革新的な技術によって。

 

近い将来、インターネットで高音質な音楽を聴ける時代が来るだろう。

 

サザンオールスターズのネットライブには驚いたが、あれから1年も経っていない。
技術はものすごいスピードで動いていく。

 

良いことばかりではない。
匿名の掲示板では罵詈雑言の荒しが跋扈し、アングラなチャットルームでは犯罪まがいの密談が行われている。

 

だけどぼくは信じたい。
テクノロジーの進歩が人間を豊かにしてくれることを。
必ずしもHALにはならないことを。

 

Dragon Ashは「壁は無くなるぞ」と歌う。
あらゆる境は溶け、新しい概念が始まる。

 

イチローはメジャーに行く。
才能は国を超え、より大きな舞台で羽ばたく。

 

キューブリックのビジョンには遠いかもしれない。
それでも、ホモサピエンスは確実に進化してるんだ。
遙かなる夢へと向かって。

 

さあ2001年がやってくる。
どんな世界が待っているんだろう?
ぼくたちは、いよいよ未来を生きるんだ。